「東北サッカー未来募金」
設立趣意書
去る3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、日本各地に甚大な被害を及ぼしましたが、特に、東北地方から関東地方にかけての太平洋沿岸部では、地震ばかりでなく津波の襲来によって壊滅的な被害を受けました。
今回の大震災で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災した方々に心からお見舞い申し上げます。
私たちサッカーファミリーが活動する東北地方においては、特に岩手、宮城、福島沿岸部で市町村地域の街並みが崩壊し、地域コミュニティの復興には相当長い時間がかかるものと思われます。そうした未曾有の被害を受けた地域に対し、サッカーの仲間が今こそ団結し、被害地域の復興支援に力を注がなければなりません。
ご承知のように、日本サッカー協会やJリーグ各クラブは、募金活動やチャリティマッチの開催による収益を日本赤十字社などに寄付し、被災した多くの人々の救済に動いております。このような日本サッカー協会やJリーグのような上部団体から被災地域への支援の流れを「縦糸の支援」と表現するならば、被災地域にあたる私たち東北サッカー協会の各県の連携と復興支援は、いわば「横糸の支援」と呼べるものであると思います。
密接した地域での横のつながり、底辺のつながりは、人体に例えれば毛細血管のようなもので、地域の一隅に及ぶ貴重なルートであります。こうした地域の毛細血管の機能を十分に生かし、「横糸の支援」を強化することが、私たち東北地方のサッカー協会、加盟登録団体に課された大きな使命であると考えます。
今後、街の機能が失われた地域では、サッカーをしている子供たちの月謝・会費・登録費などの問題、失われたサッカーの用具・備品の確保、活動場所の確保、指導体制の問題など、サッカーの活動を継続するためにクリアーしなければならない問題が山積しております。
そうした問題に対し、日本サッカー協会やJリーグの「縦糸の支援」と連動しながら、私たち被災地の人間自身が「横糸の支援」の機能を十分果たすために、東北サッカー協会が義援金口座を開設し、「東北サッカー未来募金」と銘打った募金活動を実施致します。
集まった募金は、東北サッカー協会から東北6県サッカー協会を通じ、被害地域におけるサッカーファミリーの復興支援に使われます。
サッカーファミリーの思いが、サッカーというスポーツに関わる人間だけでなく、その家族や地域社会を照らすことができますように!
平成23年4月2日
東北サッカー協会 会 長 櫻岡祐―(福島県)
東北サッカー協会 副会長 相馬正栄(青森県)
東北サッカー協会 副会長 山本光男(岩手県)
東北サッカー協会 副会長 小幡忠義(宮城県)
東北サッカー協会 副会長 熊谷明夫(秋田県)
東北サッカー協会 副会長 桂木公平(山形県)
|